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有馬玩具博物館で起こるさまざまな出来事、出会いの記録。皆様からのご意見やご感想もお待ちしております。
by Gyunta
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これ見るべき!でもここから流れてくる人のが多いから既に見てるかも?
Christian Ulbricht 工房訪問
空が曇り、雪が降ってきました。タクシーを降りるとそこには「Ulbricht」と書かれた白い大きな建物がありました。これまで訪問したのが家内工業の小さな工房だったのに対し、ここは立派な工場でした。新築されたばかりの工場はとても広く清潔感があります。工房は1928年、オットー ウルブリヒトさんが設立され、1968年オットーさんがお亡くなりになり息子であるクリスチャン ウルブリヒトさんが後継されたそうです。現在55名のスタッフが働いています。
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ショールームに続く廊下の壁には沢山のミニオーナメントが整然と吊るされていました。ここのクルミ割り人形はバレエの「クルミ割り人形」に出てくる、ドロセルマイヤーやネズミの王様などもあります。
Christian Ulbricht 工房訪問_e0095278_1673716.jpg
クリスチャンさんの案内で工場の中へと進んでいくと、そこにはとても大きな機械が沢山あり、機械音も凄く、スタッフの皆さんは耳栓をして作業されていました。ここで大量に出る木屑は、暖房の燃料となり無駄がありません。これはドイツでは当たり前の事の様です。そしてそのお陰で工場内は暑い位でした。
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煙出し人形の頭を形成する機械の前に来ました。白樺の木の角材を円柱形にしたものを機械に差し込むと、アッッという間に形が出来てしまいました。煙出し人形の場合30~40個ものパーツから出来ているそうで、それぞれ別の機械で加工していました。大きな部分の色付けはラッカーでされていましたが、細かい彩色は部屋が区切ってあり女性スタッフが丁寧に美しい模様を描いておられました。一通りの作業を見せて頂きましたが、これほど沢山の人の手、機械の数、1つの人形を作るにも大変な工程があるのだと感じました。
by gyunta | 2007-03-27 16:18 | ドイツメッセ&工房訪問
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