有馬玩具博物館で起こるさまざまな出来事、出会いの記録。皆様からのご意見やご感想もお待ちしております。
by Gyunta
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これ見るべき!でもここから流れてくる人のが多いから既に見てるかも?
カテゴリ:ドイツメッセ&工房訪問( 16 )
Gahlenz 工房訪問
さて、この旅最後の訪問先は“ガーレンツ”です。昨年当博物館が‘つかしん’出店の際、見事な巨大クリスマスピラミッドを制作して下さった工房です。大きな工場の正面には、これまた大きな大きな人形とシュビップボーゲンがあり、私達を出迎えてくれました。
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ここで働いているスタッフは47名だそうです。下の写真はクルミ割り人形の顔です。桶を作る要領で何枚かの板を連ねて作られます。体部分も私達と同じ位の大きさで、まるでマネキン工場に来ているかの様です。写真に写っているのはガーレンツの社長の手です。社長は工場や作品に負けない位、大きな体格の方で、どこか作品と通じるものがありました。
 現在、当博物館入口にもガーレンツの大きなクルミ割り人形があります。記念写真を撮られたりと、とても人気者です!
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複雑に見える木も機械に入れてアッッと言う間に出来上がってしまいました。
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 ガーレンツ社では、シュビップボーゲンやクルミ割り人形を始め、大小様々な商品が作られており工場はフル稼働、非常に活気がありました。
 工房訪問はこれで終わりです。小さな工房で家内工業としておもちゃを作り続けているところや、ガーレンツの様に大きな機械を取り入れ沢山のスタッフで沢山のおもちゃを作り出している工場もあり、それぞれのもの作りに対する思いや信念を知る事が出来、とても充実した時間でした。これら実際に見て感じた事を、これからは博物館やショップに来て下さるお客様にお伝えしていこうと思っております。貴重なお勉強に行かせて頂き本当に感謝しております。ありがとうございました!
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by gyunta | 2007-03-27 16:22 | ドイツメッセ&工房訪問
Emil Helbig 工房訪問
この日3軒目に訪れたのは、とても素朴で可愛らしいミニチュアの人形を作っているエミール ヘルビッヒさんの工房です。
 1933年、それまで職業学校の先生として働いていたエミール ヘルビッヒさんの祖父が工房を設立しました。しかし、第二次世界大戦が勃発し工房は続けていく事が出来なくなります。1948年、戦争から無事生還した祖父は息子(エミール ヘルビッヒさんの父)と工房を再開させました。その祖父は92歳で亡くなり息子が後継し、1955年にはエミール ヘルビッヒさんがその後を継ぎました。
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工房では5名のスタッフがお仕事をされていました。ここでは、全て糸鋸で形を切り抜いていました。職人さんは鉛筆で絵でも描くかの様にスイスイと切り出していきます。
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こうして出来た原型は、型ごとに引き出しに綺麗に整理されていました。分かりやすく各型が貼り付けられ、それだけで楽しいおもちゃ箱を見ている様です。
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次の工程は、女性スタッフが、先ほどの動物や人の型をナイフで彫りだしていました。
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着色も細かい部分のボンド付けもとても丁寧に進められていました。
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出来上がった作品は人の手の温もりを感じる事ができます。
 アリマリでは、エミール ヘルビッヒさんのコーナーを少しではありますが、拡張いたしました。ご来店の際は是非ご覧になって下さい。
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by gyunta | 2007-03-27 16:19 | ドイツメッセ&工房訪問
Christian Ulbricht 工房訪問
空が曇り、雪が降ってきました。タクシーを降りるとそこには「Ulbricht」と書かれた白い大きな建物がありました。これまで訪問したのが家内工業の小さな工房だったのに対し、ここは立派な工場でした。新築されたばかりの工場はとても広く清潔感があります。工房は1928年、オットー ウルブリヒトさんが設立され、1968年オットーさんがお亡くなりになり息子であるクリスチャン ウルブリヒトさんが後継されたそうです。現在55名のスタッフが働いています。
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ショールームに続く廊下の壁には沢山のミニオーナメントが整然と吊るされていました。ここのクルミ割り人形はバレエの「クルミ割り人形」に出てくる、ドロセルマイヤーやネズミの王様などもあります。
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クリスチャンさんの案内で工場の中へと進んでいくと、そこにはとても大きな機械が沢山あり、機械音も凄く、スタッフの皆さんは耳栓をして作業されていました。ここで大量に出る木屑は、暖房の燃料となり無駄がありません。これはドイツでは当たり前の事の様です。そしてそのお陰で工場内は暑い位でした。
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煙出し人形の頭を形成する機械の前に来ました。白樺の木の角材を円柱形にしたものを機械に差し込むと、アッッという間に形が出来てしまいました。煙出し人形の場合30~40個ものパーツから出来ているそうで、それぞれ別の機械で加工していました。大きな部分の色付けはラッカーでされていましたが、細かい彩色は部屋が区切ってあり女性スタッフが丁寧に美しい模様を描いておられました。一通りの作業を見せて頂きましたが、これほど沢山の人の手、機械の数、1つの人形を作るにも大変な工程があるのだと感じました。
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by gyunta | 2007-03-27 16:18 | ドイツメッセ&工房訪問
Gunter Flath&Sohn 工房訪問
次はアリマリでも人気のクリスマスピラミッドを作られている、ギュンター フラート工房を訪れました。ここでは10人のスタッフが働いています。作業場にはろくろを始めいくつかの機械がありました。ここでも木屑はゴミにせず、燃料として利用しておられました。 創業は1902年、マリエ フラートさんが女性初のミニチュアの工房を設立されたのが始まりだそうです。そして、それを基準にミニチュア人形1体が、78分の1という縮尺が出来たそうです。やがて1970年にはイギリスでも78分の1サイズのものが作られる様になります。メルクリンもレゴも78分の1のルーツは、元々はザイフェンの縮尺がもとだそうです。現在はマリエ フラートさんの曾孫であるギュンター フラートさんが後継されています。
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この小さなサンタクロースはクリスマスピラミッドの装飾品の一部ですが、実はコレ、1943年からずっと作り続けているもので、ニックネームが「マックス シャンツ」といいます。Max Schanz(1895~1953)とは昔、ザイフェン玩具専門学校の先生をされていて、ギュンター フラートさんの父がマックス シャンツの生徒であった事から敬愛する恩師を思い、その様に名付けたそうです。
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1943年、マックス シャンツは戦地の人々に贈るものとしてクリスマス ピラミッドを注文しました。箱は軍隊のサイズに合わせて作らせ(組み立て式のもの)、教会(宗教)に関係あるものと、そうでないものと両方を贈ったそうです。しかしこの頃は機械が無かった為、木やパーツは他で作らせていたそうです。
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ギュンター フラートさんの父はクリスマス ピラミッドを全て自分の手で作りたいという思いから、1955年マイスターの修行を終え、1968年遂にそれを作り始めました。以来ずっと10人以下の工房で、自由な事が許されない時代にも自分たちの工房で出来る範囲の事に挑戦してきたそうです。 そして一目で自分達のピラミッドだと分かる様に作り続けてこられました。
 最近の傾向として、「ドイツもリビングが狭くなってきたので、ピラミッドも小さめのものを作っているのだよ。」と、おっしゃっていました。
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by gyunta | 2007-03-27 16:16 | ドイツメッセ&工房訪問
klaus Merten 工房訪問
2007年2月8日、本日1軒目に訪れたのは煙出し人形でお馴染み、クラウス メルテン工房です。煙出し人形をエルツ地方(ザイフェンの隣のハイデルベルク)で初めて作り出した“Haustein(ハウシュタイン)家”の特徴を引き継ぐ伝統のある工房です。元はザイフェンの博物館で修復のお仕事をされていたお父様が工房を設立され、2000年に長男Matthias氏に引き継がれたそうで、現在はそのお二人で工房を営んでおられます。
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この工房の作品は、昔の伝統的なものに合わせてつや消しの上品で美しい色に仕上げてあります。これはまだ色付け前のものですが、下の写真をご覧下さい!
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とても美しい水色のサンタクロースの人形です。日本人好みの優しい色、顔つきをしています。
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本来サンタクロースはターコイズ色をしていた様ですが、1920年にコカ コーラが宣伝に赤いサンタクロースを起用した事から次第に今のスタイルが広まっていったのだそうです。このサンタクロースの煙出し人形は頭と胴が1つの木で出来ており、顔は型押し、着色はパイプ等を付けてから最後に行うそうで通常の3倍以上の時間を要する、とても手の込んだ作り方でした。
 よくお店でお客様に「お香を焚くと人形が汚れてしまうのでは...?」と質問されますが、Matthiasさんはこうおっしゃっていました。
「煙出し人形は、お香を焚いて煙を楽しむのがクリスマスの光景であり、口元や髭が黒くなってこそ本当の煙出し人形なので、皆さん飾っておくだけでなく是非実際使ってみて下さい!」と。
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by gyunta | 2007-03-27 16:13 | ドイツメッセ&工房訪問
Walter Werner/Siegried Werner工房訪問
 4軒目の訪問先は、ヴェルナー家の父.ヴァルターさんと三男.ジークフリートさんの工房です。この工房はウルルン滞在記で俳優の田中実さんが訪れた事もあり、日本人旅行者にも有名です。大きくて貫禄のあるヴァルタ−さんが出迎えて下さいました。
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ヴァルターさんの作品は、ザイフェンで昔あった光景をミニチュアで忠実に再現したものです。どれもとても繊細で丁寧に作られています。そして人形の顔は、ヴァルターさんによく似て、しっかりとした表情をしていました。制作部屋の奥には(私達は裏口からお邪魔しましたので...)、これまでの彼の作品がぎっしり展示された部屋があり、10年かけて作ったというザクセン州のパレード「君主の行列」はとても迫力があり、感動!!でした。
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ジークフリートさんが一点ずつ作品の紹介をして下さり、様々な光景を理解する事ができ、まるで歴史博物館にでも来ているかの様でした。
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by gyunta | 2007-03-27 13:43 | ドイツメッセ&工房訪問
Leichsenring 工房訪問
 次は、女性のファンが多いライヒゼンリング工房に向かいました。入口の看板には代表作のひとつである可愛らしい花が付けられていました。
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この兵隊さんはビヨーンと伸縮みし、行進している様に見えます。実は中の一人は、反ナチだそうで反対を向いています。こんな作品にもドイツの背負っている歴史が見られました。
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次にろくろのある部屋でライヒゼンリングの得意とする木や花を作っていただきました。回転する木に刃物をあて、みるみるうちに美しい花や木が出来上がりました。
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とても素敵!
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出来たてほやほやの作品を頂いて、工房をあとにしました。
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by gyunta | 2007-03-21 19:15 | ドイツメッセ&工房訪問
Christian Werner工房訪問
 2軒目はWerner家の長男、クリスチャンさんの工房です。彼の作り出すミニチュア動物はとても人気があります。工房の前には彼の代表的な「ノアの方舟」の大きな作品がありました。
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ここではライフェンドレーエンという技法で沢山のミニチュア動物が作られています。熟練の技で丸い木を動物の形にしていきます。
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それをバウムクーヘンを切る様に木をカットしていくと、ゾウさんの形が出来ていました!
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次に、これを圧力鍋でグツグツ煮ていきます。そして柔らかくなった木を刀で削り、最終的な形成をし色付けをして完成です。
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ここも小さな工房で少人数で営んでおられ、ひとつひとつ丁寧な作業をされていました。
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by gyunta | 2007-03-16 15:19 | ドイツメッセ&工房訪問
Wolfgang Werner 工房訪問
2月7日午前8時。ザイフェンの工房はどこも朝早くから始まります。まず向かったのは、親子でそれぞれおもちゃ作りをされているヴェルナー家の次男、ヴォルフガングさんの工房です。「やじろべえ」や「エンテ君」など動くおもちゃを作られています。小さなおもちゃには当然、それ以上に細かいパーツが使われています。写真は「やじろべえ」の頭部のパーツです。
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色付けもパーツの組み立ても、全てひとつひとつ人の手によって丁寧に作られています。オルゴールも沢山組み立てられ、出番を待っていました。
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当博物館やショップで見て頂くとわかりやすいのですが、ザイフェンのおもちゃには色付けしてあるものがほとんどで、それが典型だそうです。それは昔、木の質が良くなかった時代に色を付けたり、箱には紙を貼ったりする事でキズなどをカバーしていたからだそうです。
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by gyunta | 2007-03-12 14:19 | ドイツメッセ&工房訪問
ザイフェンへ
ゾンネベルグから列車でザイフェンへ向かいました。車内で軽く食事をとった後、トランプをしたり楽しい時間が過ぎザイフェンに着いた時は辺りが真っ暗になっていました。道路脇には素敵なランタンが灯り、建物の窓にはシュビップボーゲンが飾られ、そこはまるでおもちゃ箱を開いた様な街でした。
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朝になると、昨晩降り積もった雪がキラキラと陽に照らされ街のシンボルでもある八角屋根の教会がとても引き立っていました。
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さて、これからこの旅のもう1つの目的(メッセに続いて)である、おもちゃ工房への訪問が始まります!
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by gyunta | 2007-03-11 19:41 | ドイツメッセ&工房訪問


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